1990.8.17(金)渋谷La-mamaでのライブから19年
Vocalの紫苑が再びルシフェルに復帰し一夜限りの再起動ライブを決行
仮面舞踏会 2009
2009.10.15 晴天
メンバーが鹿鳴館に集結
ドラムセット、マーシャルアンプ、キーボード類
全て持ち込みなので手分けして搬入
エレベーターが無いため、すべて階段
息つく暇も無く、ステージ上にセッティング
サウンドチェックを開始
ステージ上のモニターのバランス
ピアノの音量バランス
コーラスの掛け合いのバランス
SEのタイミングなど迅速にチェック
今回は五十嵐 Angie. 久勝氏が
サウンドアドバイザーとして参加してくださいました
長年の経験から客観的な耳で全体のバランスを聞き分け
的確な指示を出していただけたので
メンバーは自分の出す音と
モニターの返りに神経を集中することができ
本当に助かりました
予定時間通りライブがスタート
楽屋ではメイクや着替えで右往左往
その間にも差し入れが届いたり、
陣中見舞いの来客があったりで賑やかな本番前
若干押し気味で2バンド目が終了
幕の裏でルシフェルのセッティング開始
BGMがフェイドアウトし、客電が落ち、幕が開く
暗転の中、荘厳なストリングスによる
「森の奥で…」のイントロが流れ始め
ほのかな照明の中、後姿のフロント3人の影
重厚なストリングスの余韻が残る中
その静寂を切り裂くような
ドラムのフィルインでライブがスタート!
オープニングはベースのよっちゃんのナンバー
スラップベースを多用した16ビートの変則的なハードロック
森の奥で…
さがしてごらん ジュティーアンヌ
きっと見つけてくれるよね…
I hid with all my might
I'm too old to fall for such kid staff
それに続き2拍3連のハードナンバー
TELEPHONE
初の紫苑&ORION共作の代表曲
恋の片道切符を手にした悲しい曲
LUCIFERの簡単な歴史を語った2分のMCをはさみ、
シャッフルのハードナンバー
今回初お披露目の
MORNING KISS
この曲はルシフェルでは毎回のように演奏されていた
MORNING CALL の続編
幸せに終わったはずの二人のその後の悲しい結末
キーボードとギターの掛け合いバトルから
グリークの「朝」をモチーフにしたブリッジへの展開は
まさにルシフェル!
それに続き、ルシフェルのテーマ曲とも言える
LUCIFER
1982年のファーストライブ以来演奏され続けている曲
森の奥で… 同様にハードロック的には異色なナンバー
築きかけた夢の城は
不安と言う波にさらわれる
裏切りへの恐怖から
愛を突き放す事を覚えた
心貧しき人々よ
それは翼をなくした天使たち
ここで、中休み
15分にも及ぶ 怒濤のMC
トークショーか? お笑いか?
と思われそうなメンバー紹介タイムが延々と続く
すっかり場が馴染んだところで後半戦に突入!
紫苑の曲、VISUAL SCANDAL在籍時の懐かしいナンバー
FAIRY TALE
Midnight 月の夜 躍り出る影は
Moon Child 一夜の夢織り人
VISUAL SCANDAL時代とはアレンジが異なり、
シンセソロを前面に出したルシフェル風の味付けは
原曲を知っている方にも新鮮だったのでは
ドラムのリズムから始まった次の曲は
ご機嫌なロックンロール
HIGHWAY
これも結成当時からの曲なので、
客席でもサビの「夜のハイウェイ!」というリフレインパートの
アクションを覚えていてくれたお客さんが!
それに煽られてやる予定のなかった指差しアクションがステージにも伝染
ステージと客席が一体になった1曲
最後のMCはやはり長く、7分
若い頃はあまり会話のなかったメンバーも
20年も経つと和気あいあい
ついつい世間話のようなMCで
客席も含めて井戸端状態
最後はスピードナンバーの連射攻撃!!
まずは今回初お披露目の
VIRTUAL LOVER
生身の恋人を作ることが出来ずに
安易なゲームのキャラに恋をしてしまい
ディスクの中の世界に逃げ込んでしまった
暗い男の屈折した恋愛の曲
そして毎回ラストを飾るのは
アイドルに憧れる少女の歌
DOLL
レースのドレスに包まれた
君は微笑む人形さ
スポットライトの輪の中で
偽りの愛を歌うだけ
あこがれの世界の誘惑に恋人や周りの世界を見失い
ステージの光の中に棲んでしまった自分を失った人形
その瞳にはもう何も映らない…という切ない曲
イントロのギターリフは
スピードアップしすぎてスピード違反状態!
ハードなギターのリフをバックに唸るオルガンと泣き叫ぶシンセソロ
切なく歌い上げるボーカルがライブの最後のボルテージをMAXにシフト
盛り上がりを残したまま ステージは終了
アンコールの拍手の中、再びステージへ登場したルシフェル
しかし、本当にアンコールの用意はしていなかったのでした
急遽決めたのは、ノリの良いナンバー
HIGHWAY
足もとに散らばった都会のイルミネーション
闇のベールに包まれた極彩色の星のよう
テールライトの尾をひいて星屑蹴散らし走れ
夜のハイウェイ
2度目の演奏なのにも関わらず、客席も一緒に
「夜のハイウェイ!」の合唱でライブは終了
曲の時間は35分しかなかったにも拘らず
結局は67分に及ぶステージになってしまいました
LUCIFER
vocal : SHION
guitar : ORION
bass : YOTCHAN
keyboards : SHOKO
drums : WATARU
-------セットリスト-------
森の奥で…
TELEPHONE
MORNING CALL
LUCIFER
FAIRY TALE
HIGHWAY
VIRTUAL LOVER
DOLL
enc.
HIGHWAY
special thanx :
photo by Angie. & Himeka