SHIBUYA O-EAST 2010.9.23
前日は猛暑日だった東京も秋雨前線が南下した為に雨。気温も25℃に届かずいきなりの秋模様の秋分の日、紫が1年ぶりに東京へ上陸しました。渋谷のO-EAST、16時半開場、17時半開演とかなり早い時間にスタートです。今回は全席指定でチケット代も8400円と高価です。最近の指定席は昔と違い席が選べないので、チケットが手元に届くまで自分の席が分からないのが難点です。今回は前から3列目の上手側の端でした。広い会場なので、端からでもステージ全体を見渡せますが、比嘉さんが下がるとPAスピーカに隠れてしまい見えない場所でした。
今回の機材類はシンプルです。アンプ類も日比谷野音の時のようにマーシャル3段積みで壁を作る事無く、必要最低限のセットでした。ドラムもレンタルなのか夏に見た紫マークのヘッドが貼られたセットではなく、白のドラムに紫のステッカーが貼られているだけでしたが、それを見た瞬間「ぎんざNOW」に出演した時のセットに似ている!と思ってしまったのはわたしだけでしょうか?ハモンドオルガンも見慣れたC-3ではなく、4本足のB-3で紫のステッカー類も貼られず、そのままでした。やはり、オルガンやドラムセット全てを運搬するのは大変ですから仕方ないですが、慣れた楽器でなくてもしっかりステージをこなしてしまう力量には感服です。
今回の東京は2日前の神戸に続いてのツアーの最終日。しかし、神戸とは違い対バンも無く紫のワンマンライブでした。珍しい2部構成で、間に15分の休憩をはさみ、1時間のステージが2回というお得なライブです。1部は新譜からの曲のみで途中にドラムソロがありました。チビさんのドラムソロを聴くのは久しぶりです。フランツ・フォン・スッペの「軽騎兵序曲」に乗せて繰り出されるドラムソロは、チャイコフスキーの「1812年」をバックにドラムソロを展開させたコージー・パウエルを彷彿させる迫力でした。
休憩を挟んで始まった2部はいきなりDeep Purpleのナンバーで始まりました。Deep Purpleのデビューアルバムの1曲目に収録されているインストナンバー
And the Addressは今となっては紫のナンバーのような気がしてしまうほど馴染んでいます。それに引き続き名曲
Doomsdayでそれまでおとなしかった客席が動き始めました。昨年の下北沢とは若干違う紫メドレーで客席は沸騰。メドレーに続いての名曲
Mother Nature's Plightでは3コーラスある歌が1コーラスになっていましたが、終盤の迫力のオルガンソロは再現され、波の音と共にお馴染みの「なんた浜」の掛け合いへ。ラストにさりげなく弾かれた「てぃんさぐの花」が良かったなぁ。アンコールでは皆席を離れステージに殺到!これぞロックのライブという盛り上がりでした。2部は1時間半近くに及ぶ熱演でした。ライブハウスの至近距離での演奏も迫力ですが、やっぱり紫には大きなステージが似合いますね!
開演時間が早かった為に、21時前にはライブ終了。これは普通メインアクトが始まる時間です。
嬉しい事に、江戸紫プロジェクトのメンバーは前回同様に打ち上げにもお招きいただき、会場近くの中華「龍盛菜館」にて閉店まで盛り上がりました。
写真は、終演直後のギターの下地さんとの2ショット。今回下地さんのメインギターはナチュラルフィニッシュのストラトキャスターでしたが、アッセンブリーなどは見慣れたいつものままでした。訊ねたら、結成当時から使っていた黒のストラトの塗装を剥がしたそうです。夏のココナッツムーンのライブの時にも気になっていたのですが、やはり元々はボディはナチュラルで白いピックガードのギターだったそうです。下地さんの前の持ち主が行ったリペイントで、入手時からボディもピックガードも黒かったとか。厚く塗られた塗装を剥がし、音の抜けが良くなったそうです。いやぁ、謎が解けて嬉しかったです。
バラード系で使われたフルアコギターは古いギブソンのES-150との事。ピックガードが取り払われているので、見た目がアコギに見えます。
比嘉さんのギターに装着されていたギターシンセサイザーのピックアップも使っていないとの事でした。こんな事ばかり訊ねて、まるで単なるギター小僧ですね。
比嘉さんが「
Mother Nature's Plightのソロ、ちょっと間違えちゃった〜」ってこっそり教えてくれたのがなんともお茶目でした。毎回、大筋のメロディを押さえながら、流れでフレーズを変えていく比嘉さんなので、気になりませんでした。
最後のショットは8-BALLのボーカルREYさんですが、よく見ると両脇に紫のギタリストが写っていて面白いです。
今回は残念な事にライブ中の撮影は禁止だったので、演奏シーンの写真は皆無です。
SHIBUYA O-EAST 2010.9.23
stage 1
SE.Celestial Purplessence
Into the Sun
Find Your Way
-MC-
Kaleidoscope of Love
-MC-
All Our Dreams
Drums Solo(軽騎兵序曲
)
Why Do You Lie?
58
stage 2
And the Address
Doomsday
Do What You Want
-MC-
On the Edge
Keyboard Solo
No Monsters
-MC-
<紫メドレー>
Starship Rock'n Rollers~
Just a Rock'n Roll Band~
Rock and Roll Nightmare~
On Wings of Love~
(Now I'm) Free~
Devil Woman
Mother Nature's Plight
-MC- (メンバー紹介)
I'm on Fire
<アンコール>
Highway Star
Perfect Strangers〜
Double Dealing Woman
ココナッツムーン 2010.7.31 & 8.1
ギターの比嘉清正さんのお店ココナッツムーンの開店20周年記念の紫2Days Live。突然に行きたい!と思い立ち直前に沖縄の宿と飛行機の手配をしたのですが、何と美ら島沖縄総体全国高等学校総合体育大会(インターハイ)と日程が被ってしまい、出場選手&応援団が全国から集結するために、宿も飛行機も満員&満席でどの旅行会社に当たってもつれない返答ばかり。最後は地元沖縄の旅行会社にまで電話して、ようやく親身に相談にのってもらえ、何とか恩納村近辺の宿と飛行機を手配して貰えましたが、フライト時間は直前まで決まらず、予定を立てるのもギリギリという状態の中の訪沖でした。
初日の夕方に那覇空港に到着。天気は快晴。2005年に沖縄を訪れた時には台風だったのでそれだけでも嬉しかった。
紫を聴きながらレンタカーで恩納村まで向かう途中、沖縄自動車道を下りた突端に、急に暗くなり雨が降り出した!それも土砂降りを通り越した空の底が抜けた様な豪雨。58号線に出る交差点あたりでは前が見えず、大騒ぎ。オープンエアのココナッツムーンが心配でした。
何とかムーンビーチの近くの宿まで辿り着きホッとしたのが20時近く。
ライブは21時半からなので、急いで出掛ける準備。慌ただしく外へ出ると雨は嘘のように上がり星が出ていました。スコールですかね?
21時に着くとココナッツムーンはすでに満員。飲物を買うのも一苦労。
そんな中、SEの
Celestial Purplessenceが流れメンバー登場。いきなり新曲の
Into the Sunから始まった2Days LIveです。エアコンも無い砂浜に面したオープンエアのお店は満員の熱気と演奏の熱さでみんな汗だくです。なんだか、異国でライブを観ているようでした。
ハモンドオルガンやバスドラのヘッドの紫ペイントが新譜のイメージに一新されていました。下地さんが手にしている黒のストラトはデビュー当時の物ですが、ボディもピックガードも色が剥げ落ちて地の色が出ていました。ずっと黒のストラトだと思っていたのですが、驚いた事にペイントだったようです。元々はナチュラルに白のビッピガードだった感じ。ちゃんと訊ねていないので、詳細は不明です。
そして比嘉さん、何とメインもサブもギターシンセのピックアップが搭載されていました。紫でギターシンセ?と思ったのですが、今回のライブでは使っている気配はありませんでした。
アルバムのラストナンバー
On the Edgeでは下地さんがギターをストラトからES-335に持ち替えました。1968年モデルとの事。スクエアのポジションマークとブランコテルピースが65年以降のモデルだと物語っておりました。実に渋い、そして美しく状態の良さそうなギターでした。
1日目は新譜からの選曲で押し切り、2日目は最後に懐かしい3曲(通称Dシリーズ or 3D)の連射攻撃!これには客席も大興奮。そしてアンコールは両日ともにお約束のような
Smoke on the Waterです。1日目のセットリストに
Hushが入っていたのですが、結局は演奏されませんでした。聴きたかったなぁ〜。2日目は
Mother Nature's Plightも候補にあったそうです。これまた聴きたかった〜。今回の
Double Dealing Womanですが、
Perfect Strangersのイントロから始まるアレンジでした。
今回はホールやライブハウスとは違い、リラックスした中で熱い演奏を目の前で楽しむ事が出来、大満足です。
ライブとは関係ありませんが、ココナッツムーンのタコライスが美味しかったです!以前食べた沖縄そばも美味しかった!枝豆も山盛りでフード類もナイスです!
7/31
SE:Celestial Purplessence
Into the Sun
Kaleidoscope of Love
-mc-
On the Edge
And the Address
58
-mc-
No Monsters
-mc-
Why Do You Lie?
-mc-
I'm on Fire!
enc.
Smoke on the Water
Double Dealing Woman
8/1
SE:Celestial Purplessence
Into the Sun
Why Do You Lie?
-mc-
On the Edge
And the Address
58
-mc-
No Monsters
-mc-
I'm on Fire!
-mc-
Doomsday
Do What You Want
Double Dealing Woman
enc.
Smoke on the Water
下北沢 GARDEN 2009.11.15
2008年日比谷野外音楽堂以来約1年半ぶりの東京での紫のライブでした!
久しぶりに江戸紫プロジェクト全員集合でした。
紫のトリビュートバンドとしては行かない訳がないですから。ちょっと早く着いてしまったので、始まる前から
会場の向かいに有る焼き鳥屋源八で景気付けに一杯
通りに面した外の席なので良い感じ。
約20分押しで始まったライブ。
オープニングは4年ぶりに見る8-BALL。
そして、初めて見るZOKAと続き…
いよいよ本家紫の登場。 去年の日比谷野音以来です。
今回はライブハウスなので野音と違いかなり至近距離で見る事ができました。
1時間50分のステージは圧巻でした。 さすが、本物はすげぇ。
言葉では音を伝えられないので あえてグダグダ書くのはやめます。
しかし、下地さんの弾く黒いストラトキャスターには涙しました。
1970年代、紫のデビュー当時に使っていた物が
一度手放したにもかかわらず、再び手元に戻ったそうです。
良い音してました。本当に懐かしかったです。
2009.11.15 at 下北沢 GARDEN
Doomsday
Do What You Want
Find Your Way (新曲)
All Our Dreams(新曲)
Why Do You Lie?(新曲)
<紫 メドレー>
Starship Rock'n Rollers〜
Maze〜
Just a Rock'n Roll Band〜
Rock and Roll Nightmare〜
On Wings of Love〜
(Now I'm) Free〜
Devil Woman〜
Mother Nature's Plight
Into The Sun(新曲)
Double Dealing Woman
<アンコール>
The Ancient Mariner
Highway Star
Smoke on the Water
JAPAN ROCK BAND FES. 2008 日比谷野外音楽堂 2008.5.18
金曜日の朝にやってしまったぎっくり腰!
本来ならその2日後に動ける訳など無いはずなのに…
翌々日の日曜日、腰に爆弾をかかえたまま何と電車で日比谷の野外音楽堂まで出掛けてしまいました!
どうしても見たかったライブがあったもんで…
70年代の日本のロックコンサートのような出演者達ですから。
めんたんぴん/紫/頭脳警察/BLUES CREATION
15時開演とのことだったのですが、
腰をかばいながらゆっくり向かったので、若干遅刻。
野音に着いたらすでにめんたんぴんの演奏が始まっていました。
ま、最悪紫だけでも見る事が出来れば…
と思っていたのでなんとか間に合いました。
野外ライブ日和の日曜日で、初夏の風の中で一杯やりながらの観戦は
なかなかイイ気分でした。
(もちろんジャックダニエル&肴はしっかり持参)
16時、まだ空が明るい頃、ステージのセットは紫仕様に!
2台のレスリーと紫ステッカーの貼られたハモンドオルガンが登場。
ドラムも2バスのチビさん仕様にチェンジ。
お約束のようなマーシャルの3段積みの壁が登場。
ああ、30年以上も前に初めて紫を見た時と似ている…
最後に紫を見たのは2005年の沖縄。
あの時は、無謀にも紫のメンバーとセッションライブやってしまったんだっけ。
その時、ベースを弾いてくれたクリスさんが
何と今回は正式な紫のベーシストとしてやって来ました。
ああ、なんだかあの熱かった沖縄の夏を思い出します。
PAのせいか、演奏や音のバランスはイマイチでしたがやはりすごい。 チビさんがドラムに戻ったのも嬉しい!
ボーカルのJJはジョージ紫&マリナーのボーカリスト。
野音では紫もマリナーも見ていたので感慨もひとしおでした。
Doomsday から始まったライブですけど、
嬉しかったのは、まさかの
Mother Nature's Plight が聴けた事!
城間兄弟の居ない今、まさかこの曲をやるとは思わなかった…
歌はドラムのチビさん。
ギターの下地さんの復活したので、彼の見せ場の多いこの曲を選んだのかな?
しかし、間奏の「なんた浜」の掛け合い、PAさんギターの音抑え過ぎだよぉー。
更に嬉しかったのは、もしやと期待していたマリナーのナンバー
セカンドアルバムのオープニングである
The Ancient Mariner のイントロを聴いてアドレナリン大爆発!
最後の
Double Dealing Woman まであっと言う間のライブでした。
ほろ酔いで観戦できる野外のライブって
在る意味野球の試合観戦にも似ていて楽しいですねぇ。
野音はお酒も食べ物も売ってるし、快適です。
会場ではライブ以外にも、たくさんの知り合い、友人にも会えて楽しかったです。
ほとんど呑み会状態になっちゃいましたが、これも一興かと?
おかげで、翌日は足腰にかなり来てしまったのでありました。
2008.5.18 at 日比谷野外音楽堂
1 DOOMSDAY
2 DO WHAT YOU WANT
3 MOTHER NATURE'S PLIGHT
4 TAKE YOU FOR A RIDE
5 THE ANCIENT MARINER
6 WHY DO YOU LIE?
7 DOUBLE DEALING WOMAN
HARD ROCK SUMMIT IN OSAKA 2004.1.23
紫は1975年8月に初めて本土上陸を果たした沖縄のHARD ROCK BANDです。
その時とはメンバーも変わりはしました。
しかし今でも紫としてその音を継承し続けているのです。
でも残念な事に今の紫も活動はオリジナル紫同様に沖縄だけでした。
そのNew紫がとうとう本土上陸を果たす事になりました!
29年前、オリジナル紫の本土上陸を事前に知っていながら大阪まで行く事ができなかった悔しさは今でも忘れていません。
当時高校生だった私は資金も時間もなく、泣く泣く諦めたのでしたが、
今回は同じ思いをしたくなかったので、
この記念すべきライブはどうしても生で体験したかったんです。
そのうえ、オリジナルメンバーのギタリスト比嘉清正さんも参加と聞いたら
行かない訳にはいきません!
今回は出演バンドが多いイベントなのでフルセットのステージではありませんが、
1983年にオリジナルメンバーで再結成した日比谷の野外音楽堂でのライブ以来、
20年ぶりの紫の音に震えました。
音の要であるリーダー&キーボードのジョージ紫さんの
ハモンドの音は衰えるどころか進化し続けている!
ジョージさんがハモンドに向かう姿を見るだけで戦慄を覚えるほどでした。
オリジナル紫ではドラムを担当していた宮永英一(チビ)さんが
今はメインのボーカルとしてステージのフロントマンを担当。
リズム隊はなんとリーダーのジョージさんの息子のRAYさん(B)&LEONさん(Ds)です。
世代を超えて生き続けているバンドですね。
そしてジョージさんと双璧を成すサウンドの要である若きギタリスト佐藤圭一さんの超絶テクニックには舌をまくばかりです。
その辺はリズム隊の二人と圭一さんが共にやっている
8 ballというバンドの音を聞いてもらえば解ると思います。
しかし、そんなテクをひけらかす事はせずにポイントを押さえた圭一さんのギターは
今後年齢を重ねるにしたがって身に付く色気が加わると
さらに化けるのだろうな~とすごく楽しみです。
SEもなく始まったライブ。
1曲目はなんとインストナンバーの
7th Heaven Boogie ジョージさんと若い3人による起伏のあるナンバー。
昔の紫では聞けなかったタイプの曲で幕が開き
いきなりイイ意味で予想を裏切られた~って気分です。
そして登場したのが今やシンガーのチビこと宮永英一さん。
個人的にはチビさんのドラムが好きだったので叩かないのがとても残念ですが、
彼の中では歌う事も重要な要素なのはオリジナル紫の頃からよくわかってましたから、
私的に意外性はなかったです。
チビさん登場でいきなりのメンバー紹介。
最後に紹介され登場したのはオリジナルメンバーのリードギタリスト比嘉清正さん。
相変わらずのジョンロードを思わせる風貌は健在で
かっこイイ年齢の重ね方していてうらやましい。
6人が揃ったところでいきなりの代表曲
Double Dealing Woman です。
普段は圭一さん一人でプレイされているのですが、やはりこの曲はイントロのツインが要。
いやあイントロだけで背筋がゾクゾクでした。
それにつづいて
Do What You Want 。
たたみかけるようなファーストアルバムからの代表曲の連射攻撃。
しかし曲の途中で聞き慣れた展開とは違う方向へ…
あれ?だれか段取り間違えたか?と思ったんですが、内情はわかりません。
この2曲が出たら当然次はこれだろぉ~って思ったら裏切らないですねぇー。
セカンドアルバムのオープニングナンバー
Doomsday ですよ。
6人が並んだステージを見ていたら、なんか77年のインパクトツアーの情景とダブってしまい
タイムスリップしてしまったような不思議な感慨に襲われてしまいました。ああ感動だ。
ここで、なんとシンガーのチビさんがドラムセットに!!!!こりゃあの曲しかないだろぉ~。
そう、チビさんがやっていたZODIACの名曲
Magic Mountainway であります。
叩きながら熱唱するチビさん見てるとまたまた当時の紫が蘇ってしまいます。
そして再びステージのフロントに戻ったチビさんが告げたラストナンバーは
そうです。言わずと知れた
Highway Star 。
今時こんなにこの曲を直球で演奏してしまうバンドっていないよなあ~。
この曲をコピーするほとんどのバンドってギターソロはライブインジャパンのバージョンなんですが、
紫は昔からスタジオ盤のソロ。 今回はツインギターなのでなんとハモってる!
元々リッチーもアドリブで弾いた自分のフレーズを採譜してハモりパートを重ねたって聞いたんですが、
なかなかそこまでコピーしてるバンド見た事ないです。
しかし、今回ちょっと残念だったのは曲数が少なかった事と、PAのコンディションがイマイチだった事。
ジョージさんがコーラスの返りが聞こえずらいようで必死でモニターPAさんに伝えてるようなのに、まったく意思が伝わっていないように見えました。
そして本番直前にPUを交換したという比嘉さんのギターが途中不調で音色も妙にトレブリーで比嘉さんらしくないサウンドでプレーせざるを得なかった事かなぁ。
でも、今後再び本土でも紫の音が聞ける機会が増えそうで嬉しいです!
2004.1.23 at Nanba Hatch
1 7th HEAVEN BOOGIE
2 DOUBLE DEALING WOMAN
3 DO WHAT YOU WANT
4 DOOMSDAY
5 MAGIC MOUNTAINWAY
6 HIGHWAY STAR
雨の日比谷野外音楽堂 1983.10.9
1978年に解散してしまったオリジナル紫。
しかし、1983年8月 Peaceful Love Rock Concert に再結成し登場。沖縄グランドパークには10000人もの観客が集まっていたと言います。
紫がオリジナルメンバーで再結成ライブを行ったという情報は
もちろん東京にも伝わって来ました。
その日の模様が収録されたライブアルバムが10月に発売されました。その発売日の数日後、東京でもライブが行われました。
しかし…その日は、予定が…
実は、当時ACTION!というハードロックバンドのライブスタッフとして楽器の調整なんぞをやっておりました。そのバンドのライブと同じ日に紫が東京にやって来るなんて~
。でも、迷わず紫を選びましたね。
当日は土砂降りの雨。 しかも野外。 でも、傘は禁止。 寒いし…
でも、紫がステージに登場するとそんな事を忘れてしまった。沖縄でのライブアルバムに収録されているのは8曲ですが、
当日のメニューは延べ15曲。
11分を超えるドラムソロが圧巻でした。テレコチェックがなかったのでしっかり録音もできました。この日の音源は今でもお宝です。
しかし、ライブ後 雨でぐしょ濡れになった重たい革ジャンで目黒の鹿鳴館に向かいました。
前述のACTION!のライブには間に合いませんでしたが、バラシくらいは手伝えるかな~という事で。
忙しい一日でありました。もちろん風邪ひいたのいは言うまでもありません。
しかし「FLY-AWAY」のピアノソロでの「てぃんさぐぬ花」が哀愁でした。日比谷では周りのお客さんの指笛や
「いーやーさーさー」のかけ声がライブならではでナイスです。
1983.10.9 at 日比谷野外音楽堂
MAGIC MOUNTAIN WAY
DOUBLE DEALING WOMAN
TEKE YOU FOR RIDE
UMIN-CHU
MOTHER NATURE'S PLIGHT
ANOTHER LONELY DAY
DRUM SOLO
DO WHAT YOU WANT
FLY-AWAY
STARSHIP ROCK'N ROLLERS
HOME
DOOMSDAY
SMOKE ON THE WATER
MAGIC MOUNTAIN WAY
DOUBLE DEALING WOMAN
ジョージ紫&マリナー/ファースト・コンサート 1979.9.22 日比谷野外音楽堂
どういう経緯だったのかは忘れたけれども、
何故か手許に招待券があったので喜び勇んで出かけました。
ちょうど1年前の1978年9月に解散した紫のリーダーであるジョージ紫氏の新しいバンドのお披露目といことで開場待ちの人々も期待しまくり!って感じでなかなかイイ雰囲気でしたが、
3時開場・4時開演のはずが遅れに遅れて5時開場・開演は15分後という慌ただしい客入れでした。
さすがに待たされまくったお客さんたちはすでに疲労の色が隠せない~。
かく言う私も何回「まだかよー」とぼやいた事か…。
客の数はそれほど多かった訳ではなかったけれど、開場待ちでかなりの体力を消耗した身体で最前列ゲットの為にダッシュする体力は残っていなかったので、不本意ではあるけれどステージ全体が見渡せる中程の席に落ち着きました。
オープニングは石橋凌率いるARB。
物凄いタイトでエネルギッシュな演奏を聴かせてくれたのですが…
いかんせん客の大半はマリナー目当てだったものだから、ステージと客席が噛み合わないこと甚だしい。
ボーカルやギターが客席まで降りて煽り立てるパフォーマンスがかえって逆効果になってしまった。
一部のARBファンと思われる女の子たちは物凄い盛り上がりだったのですが、
大半の客はかえってしらけてしまった訳です。
ライブって難しいよねー。
何年も前の事だからもう時効だからいいですよね?
ARBの演奏が終わった時に客席からは「あ~やっと終わった」という声が聞こえよがしに飛び交いました。
そりゃ正直言えば私もちょこっと思ったけども、わざわざ言わなくても…。
まあ、コーディネイターのブッキングミスですよね。
ARBかっこよかったもん。ただあまりにもマリナーと毛色が違い過ぎただけですよね。
さあ、やっとマリナーか!… と思えばまだまだです。
次は名古屋の「シアンクレール」に、東京で「乱魔堂」として活動していた告井延隆が
リーダーとして参加し誕生したバンド、センチメンタル・シティ・ロマンス。
1975年にデビューしたウェスト・コースト系のロックバンドで 演奏も安定していて
ステージ運びも手慣れた感じでした。和気あいあいでイイ感じ。
デビュー4年目にしてすでに古参という風格でありました。
そしてようやく本命のマリナー登場!
となるのですが、そのセッティングの時間の長い事~。
開場を待たされて、その後二つのバンドのライブを見て… まだお預け~?
ジョージさんてばじらし過ぎ~ってな気分でありましたね。
しかしだ、この時私は何故か最前列にいたのでした!
最前列を陣取り盛り上がっていたARBファンの女の子たちはもったいない事にARBの演奏が終わった後に帰ってしまったのだ。
お目当てが済んだらもう要らない~ってのは今も昔も同じですねぇ。
すかさず、空いた席にちゃっかり移動していた私は、待つのは辛かったけども、
これから目の前で展開されるマリナーの初体験ライブを思うと疲れなんて成層圏の彼方です!
紫時代から使っているジョージさんのハモンドオルガンがセッティングされる様子を目の前で見ているだけで荘厳な儀式のように感じられました。
紫の時に比べると機材が増えています。
マリナーのサウンドを聴けばわかるけど、オルガン1発じゃ再現しきれないですからね。
嬉しかったのは鍵盤機材にまだ紫のステッカーが残っていた事ですかねぇー、ああ単なるミーハー。
そういう光景を見ているだけで、長いセッティング時間も苦にならなかったですね。
そして、いよいよメンバーの登場!
その途端、今までおとなしかった観客が一瞬にして騒然となり総立ち!
これがARBの時にしらけていた奴らか?という位の盛り上がり様です。
最前列を確保しておいてよかった。
もちろんジョージさん以外は初めて見るメンバーです。
どう見ても外タレ。
ま、みんなアメリカ人なんだから見た目は外タレで当然ですが…。
目の前で歌っているJJはとても愛想がよくてMCも英語と日本語がチャンプル~。
しかし日本語上手くて妙な感じでした。
紫の頃は、たまにジョージさんが喋る事あったんですけれど、全部英語でした。
日本語を喋るのを聴いた事なかったので、
まさに見た目が外タレのマリナーで日本語のMCが聞けるとは思わなかったんですよね。
そう言えば、何かのイベントライブの時に
演奏が終わった後に他のバンドを見る為に客席に出て来ていたジョージさんに
話しかけた事があったんですよ。もちろん日本語で。
その時にまったく通じなかったんです。
だからジョージさんて英語オンリーの人かと思っていたのですが、
多分その時って演奏がうるさくてこちらが話しかけた言葉が聞き取れなかったのかもしれませんね。
1997年に紫が再結成された時のドキュメント映像の中でバリバリに日本語を話すジョージ紫さんを見た時
「おいおい、なんだよ、日本語しゃべれるんじゃないか~」と思いました。
20年以上も勘違いしていた訳ですね。
初めて体験した生のマリナーの音はと言えば、紫とはまったく違うという事ですね。
基本はハードロックですが、ジョージさんの演奏からはジョンロードの影はまったくと言っていいほど無くなり、
ブリティッシュとアメリカンを適度にミックスしたサウンドが心地よかった。
でも、紫の洗礼を受けてブリティッシュハードロックの音に目覚めてしまった私には、
正直物足りなかった事も否めなかったです。
しかし、各自のソロもしっかりあるべき所にあってすでに貫禄と風格を感じましたね。
ギターのグレンはレコードとは裏腹にけっこう弾きまくる~
まるでリッチーブラックモアのようです。でも、衣装は黒ではなく真っ赤でした。
心無しかブロンドの髪の毛もリッチー風…。
それよりも凄いのがベースのおっさんのモーガンです。
(もう敬意を込めてこう呼びたいです~「おっさん」って)
典型的な白人のおっさんで腕の筋肉のつき方は凄いの一言。
これで殴られたら一発で終わるぜーって感じです。
でかい身体ではありますが、一瞬たりともじっとしていない。
ワイヤレス使ってステージ狭しと走り回る様子はまるで重戦車のようで迫力有り過ぎ。
しまいには客席の椅子に乗って弾きまくり煽りまくりもう大変。
紫みたいにお行儀よく演奏するなんて事はなく、やりたい放題でかっこイイ。
それに引き換え、ドラムのジョンは演奏はパワフルで豪快なのにも関わらず、
極力観客の目に触れないようにこっそり現れて、こっそり帰っていきました。
演奏以外ではとてもシャイなのかな?
元々4人で始動したマリナーです。
当初はモーガンのおっさんがベースと歌を兼任する予定だった所に急遽加入が決まったリードボーカルのJJ(当時はJOHN PATTERSON)
がちょっと可哀想だったかなぁ。
彼の繊細でナイーブな持ち味が生かせる曲も多々ありますが、
勢い一発のベースの迫力が凄いんだもの~。
曲によってはベースのおっさんが歌うのだが…
迫力に押されて観客は「ベースのが歌上手いじゃん!」って思ったことでしょう。
かく言うわたくしもその一人でございました。ごめんねJJ。
しかし、ライブの翌年出たセカンドアルバムではJJも曲作りに積極的に参加してJJの持ち味も発揮され、バランスもよくなりました。
相変わらずおっさんは吠えまくっていますけどね。
この日のライブはと言えば、
当時としては珍しいレーザー光線を駆使した演出がかっこよかったです。
これの仕込みのトラブルか何かで開場遅れたのかな?と密かに思った私でした。
ひつこく粘った末のアンコールでは驚きの1曲。
JJとおっさんのツインボーカルで紫の名曲
DOUBLE DEALING WOMAN。
これが一番盛り上がったんじゃないかと思うほどでした。背筋がぞくぞくする様な感動。
もう2度と聴けないと思っていた紫のナンバーですから。
ということで、長い一日は終わったのですが、
マリナーはここから短い活動が始まった訳ですね。本来なら、セットリストを公開したいのですが…
ごめんさすがにそこまでは覚えていないです~。
これだけ思い出すのが精一杯でございました。
片手落ちなレポートでごめんなさい。
インパクト’77 紫 1stツアー 1997.5.20 東京晴海貿易センター
3月の渋谷に続いて紫が晴海に上陸。
大きなイベント会場にステージを設え、オールスタンディングのライブでした。
ワンマンライブで緞帳など無かったので、会場に入るといきなり紫の機材が並んでいました。主の登場を待つかのようにひっそりと並べられた機材群は壮観でした。
3段積みのマーシャルアンプの壁は何とすべて紫色。よくここまで集めたなぁと感心。そしてセンターのドラムもパープルメタリック。さすがにハモンドオルガンは紫色ではありませんでしたが…。
席などないので、みんな思い思いの場所を確保。私は一人で見に行ったので好き勝手に移動しまくりでした。
DOUBLE DEALING WOMAN で始まったライブ。2曲目以降聞き覚えの無い曲がたくさん挟まれながらの進行だったのですが…実はこの頃フォーク少年だったので、まだ
DEEP PURPLEの曲をよく知らなかったんです。今にして思えば、有名な曲のオンパレードだったんですが、恥ずかしながらロック初心者だったので紫以外の情報が皆無に等しかったのでした。
それでも、聞いた事の無かった曲がカッコ良くて!紫の新曲か?などとアホな事思った次第です。特に
MISTREATED には感動。タイトルがちゃんと聞き取れなくて「ミステリー・テッド」だと思ってたくらいです。お恥ずかしい。
お約束のように
HIGHWAY STAR で幕を閉じたライブでしたが、見ている方も燃え尽きました。こうして、ロックの洗礼を受けてしまい、数年後アコースティックギターをやめてストラトキャスターとマーシャルアンプを手に入れました。
DOUBLE DEALING WOMAN
TUSH
ROCK AND ROLL NIGHTMARE
SMOKE ON THE WATER
MEMORIES OF YESTERDAY
MISTREATED
JUST A ROCK'N ROLL BAND
SMOKEN'
MOTHER NATURE'S PLIGHT
LAZY
DOOMS DAY
(ENC.)
DO WHAT YOU WANT
SPACE TRACKIN
HIGHWAY STAR